東プレにキーボードの修理を依頼して、直接工場まで行ってみたときのはなしを書く.
1.修理依頼まで
事の発端はヤフオクではずれを掴まされた所からはじまる.
職場用に東プレ『キャパシティブ・コンパクトキーボード』を買ったんだけれど、
とにかく打鍵感が悪く全体的にキーが引っ掛かる.
動作自体はきちんとしているので文句は言えないけど、これじゃちょっと使い物にならない.
ということで東プレ公式の修理窓口から連絡先・症状を記入して修理依頼. 3日ほどで営業の方から返信、状態を見るので送って下さいとのこと.
2.工場持込まで
通常なら梱包してキーボードを送るところだけれど、返信メールを読むと工場が比較的近場. 「修理が難しいなら買い替えたいので、持ち込んで初期診断してもらえないか」 と頼んだ所、修理には日数を要するが工場に持ち込んで頂くのは構わないというお答え.
そんなわけで、折角だから工場まで行ってみた.
ということで東プレ(株)電子工場.
地図とかでどーんと載っている東プレ相模原事業所は冷凍車とかを扱ってる部署なので注意.
電子工場は事業所から道路一本隔てたちょっと小さめの事務所のような建物.
電子工場の中に入ると時代を感じさせる看板と、各種キーボードがお出迎え.
キャパシティブ・コンパクトリリース時の日経新聞.ちな平成5年.
キャパシティブ・コンパクトに似た業務用キーボード、たぶんJRみどりの窓口用.
「キータッチを比べてください」とD*LLさん公開処刑.アカン.
受付の呼び鈴を鳴らそうか迷っていたところ、たまたま事務の人が出てきたので事情を説明 →営業のひとにキーボードをお預けする. 預り票とかは特になし、名前を告げてキーボード渡しておしまい.
3.修理完了まで
2週間ほどで「修理が終了したので発送しました」という旨のメールが届き、程無く現物到着.
何故かRealforceの箱に入って送られるキャパシティブ・コンパクトさん.
修理費用は中に明細書が入っていて、それを元に銀行から振り込む流れ. 幾らかかるかは明細書が届くまで不明っぽい. なお今回は部品代はかからず、オーバーホール作業のみで8,400円でした.
4.修理後
オーバーホールをかけたキャパシティブ・コンパクトだけれど、
元が酷すぎたのか、完璧には直らず所々で違和感が残った.
自宅用の使い易さを100とするなら【修理前】30→(修理後)70といった感じ.
こればっかりは現物確認できないししゃーない.
やっぱりオークションてリスキーだよね、ということを再度確認できた授業料と思ってあきらめる.
以上こんな感じ. 東プレのキーボードは本体も修理費も高いけれど、 それだけ手間暇がかかってるんだなというのは工場を見てなんとなくわかった. オーバーホールの費用だけでD*LLのキーボード10台分ぐらいかかっちゃうけれど、 効果もきちんとあったので愛着のあるキーボードをもっと使いたいって人にはいいと思うよ.