質問
時代小説の舞台となった場所が、現在のどこかわかるような地図が見たい.
回答
下記の資料を紹介する.
NDC
東京. 江戸 (213.6)
小説. 日本 (913.6)
参考文献
- 新創社編 『東京時代MAP. 大江戸編』(Time Trip Map) 新創社, 2005年
- 「現代地図と歴史地図を重ねた新発想の地図」という、Time Trip Mapシリーズの江戸版. 江戸地図も現在の縮尺に合わせてあり(切り絵図ではない)エリア図もあって見易いが、 現代地図の方はトレーシング・ペーパーに刷られている為複写には不向き.
- 平井聖監修 『比較研究江戸名所古地図散策』(別冊歴史読本) 新人物往来社, 2000年
- 江戸/明治/平成の3時代を比較できる. それぞれの地図の出典もきちんと書いてある. 正確に重ね合わせた地図ではないのと、エリア図がない為目当ての場所が探し辛いのが難点.
備考
地図が見易く現在の正確な場所がわかるのは「東京時代MAP」、 当時の地図同士を比べたい場合は「比較研究~」と使い分ければ良さそう.
また、特定の作品の舞台を掘り下げた資料があったので今後のためにメモ.
- 池波正太郎著 『鬼平犯科帳シリーズ』(江戸東京重ね地図)
- 佐伯泰英著 『居眠り磐根江戸草子シリーズ』(「居眠り磐音江戸双紙」読本)
- 宮部みゆき著 『本所深川ふしぎ草子』(東京時代MAP. 大江戸編)
- 宮部みゆき著 『初ものがたり』(東京時代MAP. 大江戸編)
- 宮部みゆき著 『ぼんくら』(東京時代MAP. 大江戸編)
- 宮部みゆき著 『日暮らし』(東京時代MAP. 大江戸編)
因みに書籍ではないですが、探す場所が決まっていれば丸善の『江戸東京重ね地図(CD-ROM)』がかなりすごい. 住所の他、大名276家・大名屋敷・公儀・地名・神社・寺院から検索可能.