質問
金比羅山の開発問題ついて、詳しく扱った資料が欲しい.
金比羅山問題のあしどり
東京から西へ50キロ、中央線高尾駅のすぐ西側に標高250メートルの金比羅山という小さな山がある。 その名の由来は、頂上に浅川金刀比羅大権現が祀られているからで、 都民のもっとも身近な山として親しまれている高尾山の前山である。 この金比羅山に開発問題が起こり、10年間も地元の自然保護団体などの反対にあったが、 東京都の開発許可もおり、ブルドーザーが山を切り崩し始めた。 その最後の段階で「もう一度考え直してみよう」という気運が起こり、 ついに都知事も「この貴重な樹林地を残したい」と答弁するに至り、金比羅山は残ることとなった。 開発許可等の行政手続きがすべて終わった段階で反省が起こり、実を結んだという事例は少ない。
引用元:『循環都市へのこころみ』 日本放送出版協会,1994年 p.132
回答
下記、参考文献の資料を紹介する.
NDC
都市問題 (519)
参考文献
- 『循環都市へのこころみ』 日本放送出版協会, 1994年
- p.132-141「自然護持未来永劫」において、金比羅山問題について言及している. 「ラ・クンピーラ」の楽譜という貴重な資料も掲載されている.
- 『私たちの歩み 2』 高尾・浅川の自然を守る会, 2006年
- 金比羅山保全運動の中心となった、「高尾・浅川の自然を守る会」の創立20周年記念誌. p.7-22「創立から10年の歩み」に、座談会という形で金比羅山問題について記載されている.
- 「金比羅山は残った -自然保護のシンボル」『都政新報』 都政新報社
- 金比羅山問題を扱った連載コラム.連載期間は1992年9月28日~10月29日の全10回.
備考
『私たちの歩み 2』によると、
「金比羅山の経緯というのは(同団体の)10周年記念誌に石井先生が詳しく書いてある」
そうですが、所蔵している図書館がなかったため確認取れず.
当該市の八王子で持ってなきゃしょうがないね.
因みに今回のれふぁも丸投げ余裕でした. 日野市立図書館、八王子市図書館の方々ありがとうございました.