質問
宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』は児童文学が下敷きと聞いたが、 その下敷きとなった作品と、両者の関係について書かれた資料が欲しい.
回答
柏葉幸子著『霧のむこうのふしぎな町』
叶精二著『宮崎駿全書』に、同書から『千と千尋―』になるプロセスが簡単に書かれている.
NDC
映画.日本 (778.7)
参考文献
- 柏葉幸子著 『霧のむこうのふしぎな町』 講談社, 2008年
- 上記の他にも多数の出版あり.
- 叶精二著 『宮崎駿全書』 フィルムアート社, 2006年
- p.224-230「制作の経緯」に『霧のむこう―』から『千と千尋―』に至るプロセスの記述あり.
- その他、同映画についての興行ドキュメントやCD・DVDの出荷実績、地上派初回放送時の視聴率など詳細なデータあり.
備考
wikipediaを見ると映画のパンフレットにも記載があるそうですが、こちらは現物が無い為確認取れず.
また、データハウス『スタジオジブリのひみつ』にも記載があったのですが、 関係ありそうなのは「『千と千尋―』の原案は『霧のむこうの―』…」という一行のみだったため紹介しませんでした.
因みに、『霧のむこうのふしぎな町』は同じくスタジオジブリ作成『耳をすませば』で ボーイフレンドの聖司君が図書館で読んでいた本. さらに余談を広げると、『耳を―』では図書カードに書いてある名前を通じて主人公ふたりが親しくなるのですが、 日図協が指摘した為DVD版では「現在このような貸し出しのやり方は行われていない」という字幕が出ます. それくらいいーじゃんねぇwww