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横浜ベイブリッジの構造について

Postted:2010/06/20 [Sun]

質問

横浜ベイブリッジの構造について書かれた資料が欲しい.

回答

下記の資料を紹介する.

また、横浜ベイブリッジの公式ホームページ(首都高速)にも 立面図や建築過程の写真が掲載されている.

NDC

橋梁 (515)

参考文献

首都高速道路公団神奈川建設局編 『横浜ベイブリッジ』 首都高速道路公団神奈川建設局, 1991年
ベイブリッジの側面図・断面図・建築過程の写真(12工程)が掲載されている. 惜しむらくは神奈川県外の図書館では入手し難い点か.
大野美代子著 『BRIDGE』 鹿島出版会, 2009年
実際に横浜ベイブリッジのデザインに携わった大野美代子氏の著作. p.20-29「横浜ベイブリッジ -形式と形」に、橋の全体像や概要についての説明あり. 解説は大雑把だけれど、英文併記されている点が貴重.
浜口タカシ著 『横浜二橋物語』 神奈川新聞社, 1995年
写真集のため構造については本文に一切記載は無いものの、見返しに立面図あり. また、裏面の見返しには鶴見つばさ橋の立面図も掲載されている.
NHKプロジェクトX製作班編 『プロジェクトX 挑戦者たち 第26巻』 日本放送出版協会, 2005年
p.213-260「横浜ベイブリッジ 港町の復活に懸ける」に、計画発足から着工中の様子が記載されている. 元がテレビ番組なので物語仕立てになっているが、構造については割りと言及されている.

備考

あれだけ知名度あるんだし何かしら資料あるだろ→意外になくてびっくり. 横浜市立図書館の方にも協力を仰ぎましたが、やっぱり本になってるものは少ないとのこと. パンフレットはいっぱいあるそうなんですが.

歌川広重/更科田毎月

Postted:2010/06/02 [Wed]

質問

安藤(歌川)広重の浮世絵「更科田毎月(さらしな たごとのつき)」が見たい.

回答

広重は、田毎の月の構図を度々描いているが、 特に有名なのが「六十余州名所図絵/信濃 更科田毎月鏡台山」 「信州更科田毎の月」(画像元:国立国会図書館 貴重書画像データベース)と 本朝名所/信州更科田毎之月(画像元:東京国立博物館 名品ギャラリー※20011/5/31 リンク切れ、なんちゃってアーカイブ)の2点である.

(追記)2011.5.31 リンク修正

その2点が収録されている全集等は以下のとおり.

「本朝名所/信州更科田毎之月」
秘蔵日本美術大観 10』 講談社, 1993年
秘蔵浮世絵大観 3』 講談社, 1988年
浮世絵大系 11』 集英社, 1975年 ※図版小
在外秘宝 -欧米収蔵浮世絵集成 歌川広重』 学習研究社, 1973年
全集浮世絵版画 6』 集英社, 1971年
広重 浮世絵版画 4』 集英社, 1964年
「六十余州名所図絵/信濃 更科田毎月鏡台山」
『広重の諸国六十余州旅景色』 人文社, 2005年
浮世絵大系 11』 集英社, 1975年※図版小

NDC

浮世絵. 歌川広重 (721.8)

参考文献

日外アソシエーツ編著 『浮世絵 美術全集作品ガイド』 日外アソシエーツ, 1993年
コンパクトに纏まっていて良いのだけれど、採録美術全集が古い. 折角書誌を特定しても所蔵ありません、なんて事になりがちなのが惜しい.
日外アソシエーツ編著 『日本美術作品レファレンス事典 第2期絵画編』 日外アソシエーツ, 2006年
上書誌の改訂合冊版、当然こちらは情報も新しい.

備考

美術のレファレンスではありがちな作品から掲載書誌を探すパターン. ただ、これが逆に作品から画家を探すとなると途端に難しくなる. 昔絵画の件名別レファ本を読んだ気がしたんだけれど、なんだったかなあ.

金比羅山の開発問題について

Postted:2010/05/08 [Sat]

質問

金比羅山の開発問題ついて、詳しく扱った資料が欲しい.

金比羅山問題のあしどり

東京から西へ50キロ、中央線高尾駅のすぐ西側に標高250メートルの金比羅山という小さな山がある。 その名の由来は、頂上に浅川金刀比羅大権現が祀られているからで、 都民のもっとも身近な山として親しまれている高尾山の前山である。 この金比羅山に開発問題が起こり、10年間も地元の自然保護団体などの反対にあったが、 東京都の開発許可もおり、ブルドーザーが山を切り崩し始めた。 その最後の段階で「もう一度考え直してみよう」という気運が起こり、 ついに都知事も「この貴重な樹林地を残したい」と答弁するに至り、金比羅山は残ることとなった。 開発許可等の行政手続きがすべて終わった段階で反省が起こり、実を結んだという事例は少ない。

引用元:『循環都市へのこころみ』 日本放送出版協会,1994年 p.132

回答

下記、参考文献の資料を紹介する.

NDC

都市問題 (519)

参考文献

循環都市へのこころみ』 日本放送出版協会, 1994年
p.132-141「自然護持未来永劫」において、金比羅山問題について言及している. 「ラ・クンピーラ」の楽譜という貴重な資料も掲載されている.
『私たちの歩み 2』 高尾・浅川の自然を守る会, 2006年
金比羅山保全運動の中心となった、「高尾・浅川の自然を守る会」の創立20周年記念誌. p.7-22「創立から10年の歩み」に、座談会という形で金比羅山問題について記載されている.
「金比羅山は残った -自然保護のシンボル」『都政新報』 都政新報社
金比羅山問題を扱った連載コラム.連載期間は1992年9月28日~10月29日の全10回.

備考

『私たちの歩み 2』によると、 「金比羅山の経緯というのは(同団体の)10周年記念誌に石井先生が詳しく書いてある」 そうですが、所蔵している図書館がなかったため確認取れず. 当該市の八王子で持ってなきゃしょうがないね.

因みに今回のれふぁも丸投げ余裕でした. 日野市立図書館、八王子市図書館の方々ありがとうございました.

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